感想っぽいもの

作品の感想などをつらつらと書いてます
 ここでの感想は激しくネタばれを含みます
未プレイの方は見ないことをオススメしておきます

評価方法

評価は、シナリオ ・ CG(原画含) ・ キャラクター ・ システム ・ 構成
以上の5分野と5つの平均からの総合の計6つの評価になります。
評価の最高は100点となります。

戻る

シナリオCG・原画キャラクターシステム構成総合
658080857577






総評
オススメ度とか

 まずは総評から。けっきょくあるかねどうなの?と聞かれると、”悪くはない”としました。作品の雰囲気はよく、ネタに走っているところでも笑いが取れる面もあります。シリアスなところもありますが、サブキャラがバカなので明るい雰囲気は継続。かえって中途半端に重くしないところがよかったです。個人的にはシナリオスキップ機能がかなりの高得点でした。逆に悪いところを挙げて行くと、シナリオにおいて内容と目的が合っていないこと、キャラデザインに個性が欠けること、BGMに押しが足りないことが挙げられます。これらのことは下記にあるので、興味がある方は見てみてください。
 最近はネタゲーも増え、さらにアニメ&コミックではネタ&執事が人気あるので、その影響をモロに受けてる感じがします;。でもネタに左右されず、天河氏の描くキャラクターに違和感を覚えないならかって損は無いでしょう。声に関しては人それぞれなので特に書きませんが、違和感は感じませんでした。それにしてもこのブランドは銃ネタがすきですなw


△ページの先頭へ△



シナリオ
シナリオ全般

 まず、物語全体を通して あれっ? っと思うところがちらほら存在します。特に気になったのが、執事としての物語です。親の勝手な判断で学園に通うことになり、親のいいなりにならないためにはどうすればいいのか。その答え、というか決意は仕える主を見つけるということで、このエピソードは序盤で登場しました。この流から考えると、主人公の執事としての成長が描かれるべきなのですが…しかし!成長は描かれることなく、そのまま進んでしまいました。伝説伝説といっておきながら、伝説的な存在にはならず、うまいことを言って逃れた感じでした。私としては少々ぶっ飛んででも伝説的な存在になってほしかったです。それにヒロインによっては個別ルートに入る際、少々強引に感じる面もありました。
 この作品で笑いの中核をなしているのがネタですが、この存在は人によってはかなり悪い印象を与えてしまうでしょう。


△ページの先頭へ△



CG ・ 原画
主にキャラデザインやCGを評価

 キャラデザにおいていえることは、みんな顔が同じですw絵の質は前作よりも上がっていますが、カツラを被せるとみんな同じですw。それに主人公の絵が可愛すぎ。言動などは青年風な言い回しですが、見た目が見た目だけに全然似合いません。アノ絵では一人称は俺ではなくボクですね。もう少しキャラに変化をもたせて欲しかったです。少々辛口ですが、私自身は天河氏の絵は好きなほうです。ちなみに私が嫌いな絵の感じは、いろいろな意味でやりすぎな絵です;;


△ページの先頭へ△



キャラクター
キャラの性格や配置、キャスティング、脇役の使い方など

 今作のキャラクターの性格は、真面目ッ娘に天然にツンデレとまあこのタイプの組み合わせは最近では普通になってきていますね。こういう感じのADVになれた人はキャラクターの性格面で特に引っかかるところは無いでしょう。キャステインングも問題ないかと思いますが、くま(ぬいぐるみじゃない方)においては違和感をおぼえる人がいるかもしれません。今回からサブキャラもフルボイスということで、学園長の中のアノ人がとってもGOODでしたw


△ページの先頭へ△



システム
作品のシステム面を評価

 最近はどのブランドもコンフィング画面などには力をいれていて、見ていてとても面白いです。あるかねのコンフィングは中の上くらい。サブキャラの細かい部分までボイス調節出来るところが好印象です。コンフィング画面では某紫にはどこもかないませんがwそして、もっとも大きな特徴であるシナリオスキップ機能がとてもいいです。攻略ページを作ってる人にとってこの機能はまさに神の機能ですw(言い過ぎ)個人的に今までで一番感動したのがアセリアでのシナリオスキップでした。あと、インスト画面でのミニムービーも面白い試みですが、私のプレイ環境が低スペックパソコンだったのでインスト中に4回もループしました・・・。試みは面白いですが、ちょっと苦痛に感じました。インスト画面に力を入れてるのはやはりキャラメルBOXでしょうかw


△ページの先頭へ△



構成
作品全体を通してのバランスを評価

 シナリオ自体にはあやふやな部分があるものの、全体的にはぶっ飛んだところが無かったので、その分うまくまとまったのかな〜と思いました。しかし、BGMにおいて日常の場面でのBGMがなんかスーファミソフトで流れるようなBGMに感じてしまいました。日常シーンは序盤からけっこう入るので、聞くたびに雰囲気が変わる気がしました(チープな感じになる)。