感想っぽいもの

作品の感想などをつらつらと書いてます
 ここでの感想は激しくネタばれを含みます
未プレイの方は見ないことをオススメしておきます
突っ込み、感想バリバリOK

評価方法

評価は、シナリオ ・ CG(原画含) ・ キャラクター ・ システム、音楽 ・ 構成
以上の5分野と5つの平均からの総合の計6つの評価になります。
評価の最高は100点となります。

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シナリオCG・原画キャラクターシステム構成総合
609585906579






総評
オススメ度とか


 まずは総評から〜。一言で表せば、「相変わらずの8月だった」ということです。原画・CGは、人は選びますが高クオリティ。クリア後のおまけや各種演出など前作同様ひかるものがあります。シナリオも前作レベルくらいを想定してればそれなりに楽しめるでしょう。Hシーンも濃厚でいろいろなシチュが魅力の一つです。
 で、とりあえず気になった点を少々。8月にシナリオを期待してる人は少ない(というかシナリオ目的じゃ買わない?w)と思いますが、一応。まず、作品のメインである吸血鬼の存在について。最近増えてきた吸血鬼ネタをどう表現するか注目してましたが、よく言えば普通。悪く言えばヒネリが足りないものになった印象を受けました。加えて、8月の代名詞ともいえるSFネタが登場しなかったという点。これは個人的にはかなりのマイナス要因でした。信念貫けよと思わず突っ込み。マレヒトの技術が実は月の技術だった〜とかそういうつながりがあればこれに関するイメージは大分変わったんですけどね〜。でも隠しのおまけには驚かされました。残念なのは声なしってところですね。コンシューマー化されたら、是非フルボイスでやってほしいです。
 エロゲー初心者向きだとよく目にしますが、私もその意見には賛成です。個別ルートでもいろいろなナゾがあり、真ルートで解決され、最後は結婚+子持ちになる。なんか理想的な展開ではあります。それにエロいw。まあこれくらいのレベルをデフォにされてしまうとエロゲーの半分以上は楽しめなくなるんですけどね;;
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シナリオ
シナリオ全般


 上でも少し書いたように、8月にシナリオゲーを期待している人はいない?と思いますが、とりあえず。今作は吸血鬼関連3人とほぼ関係のない2人の構成となってますが、某批評空間などでもそこまで叩かれてないのは、ほぼ無関係の、悠木姉妹の存在があるからでしょう。この2人はいつもの8月な萌えゲーでした。(個人的には全員関係あるようにしてほしかったんですけどね)見ようによってはライターの担当が違うと一目瞭然なんですけどねw。まあその関係からか真ルートで明らかになる陽菜の記憶のこととかは取って付けたような感じがバリバリでした。こういうところはマイナス要因ですね。あと伏線につぶされていると言われている3人(2人、瑛理華以外)。いかにも真ルートがあるという内容にキャラがつぶされているように感じたのは事実。もう少し丁寧に作ってほしかったですね。そして、真ルート。批評空間などでは結構評判いいみたいですが、個人的には一番ここが引っかかりましたw。まずは伏線の回収方法。あまりにも簡単に回収しすぎでしかも真実はチープ(陽菜の記憶とか)と来たもんで、がっかり。そして桐葉の行動とかも納得行きません。こんな行動的なら最初からしろよ!とね。あと真ルートは瑛理華だったわけですが、最初に個別のエンディング(ノーマルエンド?)見せられて、行動しだいで別のエンディングになる。なんかこういうのは納得いきません。確かに行動が変われば未来が変わるのは事実ですが、ここまでまるまると変える必要はなかったんじゃいのかなーと思いました。やっぱり別のルートでの日々が否定されているように感じるので。結果、前作けよりなよりもトゥルーの出来は悪いと感じました(導入部分から)。まあこの辺りは個人の私情がふんだんなわけですがw




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CG ・ 原画
主にキャラデザインやCGを評価


 絵は(個人的には)文句なしです。前作と比べると・・・あんまり変わってない(というかどの作品も変わらない?w)気もしますが、安定していていいと思います。なかにはべっかんこう氏の絵がダメな人もいるでしょうが、少数派になるのは間違いないでしょう。




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キャラクター
キャラの性格や配置、キャスティング、脇役の使い方など


 当初懸念していた、雰囲気の問題。男性盛り上げ隊の声のトーンが全体的に低かったので、盛り上がりに駆けるのではないかと思っていたのですが、これは無事解決しました。最初は低いかな〜と思ってましたがすぐに慣れ、違和感はなくなりました。この点はライターと声優の力かな〜と。あともう一つの懸案事項だった、かなでが浮いている?件。これは残念ながら解決して無いように感じました。確かに無駄に明るいキャラは必要ですが、周りが付いてこれない(演出的に)くらいにあかるいと、逆に浮いてしまいます。あ〜なんか独り相撲してるなーと体験版同様に感じてしまいました。そのほかは特に問題はなく、みんな良いキャラしてました。




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システム、音楽
作品のシステム面とBGM・テーマソングなどを評価


 某紫ほどではありませんが、日常のシーン(背景とか)に動的な演出が組み込まれており、前作に比べてレベルアップしてるなーと思いました。コンフィグなどのシステム周りはいつもの8月デザインで、8月の作品をプレイしたことがある人ならすんなりと受け入れられるものだと思います。
 日常BGMや音楽はとても良かったです。シリアスな場面とかではそれに合ったBGMが流れていたと思います。個人的には瑛理華ノーマルエンドの赤い約束が一番のお気に入りw




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構成
作品全体を通してのバランスを評価


 個人的にトゥルーへの行き方に非常に疑問があるので、全体から見ると厳しめの評価となってます。あと3:2で吸血鬼との関連レベルの違いがありましたが、作品の目玉に持ってくるならもう少し関連を持たせたほうが良かったんじゃないかと思い、少しマイナスを。